ThinkPad T440s が到着

配送

当初の配達予定日通り、9/11午前中に到着。配送はクロネコでした。NEC Logisticsになってから、ウェブ上でのトラッキングがほとんど何も表示してくれなくなったのはデグレードだなと思っていましたが、最終配送がクロネコなら、他の運送会社よりも良いですね。

梱包

さて、箱はビニールでぐるぐる巻きにされていましたが、今までのように段ボールの中から段ボールが出てくるような二重梱包ではありませんでした。そして、梱包も極めて簡素になりました。付属品も余計なビニール袋に入ってたりはしません。コストは極限まで削ってますね。

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外観(X1 Carbonとの比較)

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カタログ上では、X1 Carbonよりかなり大きくなった感じですが、実際に並べてみると、そんなに大きい感じではありません。分厚くはなっていて、X1 Carbonよりは無骨な感じはしますが。

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14.1インチなので、印象としては、X1 Carbonと同じです。

Mini DisplayPortとアナログRGBの両方が付いているところや、イーサネットが直接刺さるところはのは良いところですね。USBポートは3つあり、全部がUSB 3.0対応な様です(SSと書いてある)。

ボディーは、ピーチスキンではなく、プラスチック製。ロゴが従来のThinkPadと逆になっており、ThinkPadの赤ポッチは電源のインジケータになっています。この辺、大きなThinkPad Edgeという感じです。個人的には、赤ポッチが光るのはうらやましかったので良い点だと思います。

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重量

カタログスペックで、約1.59kg(3セル+3セルバッテリー&マルチタッチ非対応ディスプレイ 搭載時)とある。6セルのバッテリーを搭載すると、1.73kg。

重いなぁと思うところだけど、実は、リアバッテリーなしでも動作する。その場合、動作時間は、3~4時間程度らしいが、1.40kgになる。ここまでくると、X1 Carbonとの重量差は、60g程度。誤差と言っても良いぐらいになる。

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このリアバッテリーなしで稼働させるというオプションを踏まえると、意外と悪くない重量だと言えるかも知れない。そうなると、ダミーバッテリーが欲しいところではあるけど。

さらにいえば、本当のところ、一緒に持ち歩くであろうACアダプターの重さが重要だ。過去の記事を参照して表にまとめると、

ACアダプター 型番 重量(ケーブル込み)
X1 Carbonの標準アダプター(90W) 0B46997 420g
LaVie Z ACアダプタ(65W) PC-VP-BP87 289g
T440sの標準アダプター(45W) 0B47040 249g

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一番軽いのは、T440sのアダプターで、X1 Carbonのものと比較すると、171gもの差がある。さっきのリアバッテリーなし運用を考えたりすると、X1 CarbonとT440sの重量は逆転する。

[2013/09/17補足]
すっかり失念していましたが、BTOで、ACアダプタは選択できます。僕が選んだのは45Wの物ですが、65Wの物(普通サイズ or スリムタイプ)も選択できます。これらに付いての詳細は分かりませんが、おそらく、スリムタイプの物が、0B66266だと思います。

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こうなってくると、逆に気になるのは、X1 Carbonでこの45Wのアダプターを認識するのかということなんだけど、結論から言うと、Lenovo Settingsでは、45Wであることをちゃんと認識していた。充電も出来ているっぽい(Rapid Chargeが効いているのかどうかは未確認)。

まぁ、薄さで言えば、LaVie Z ACアダプタ(PC-VP-BP87)が一番薄いので、個人的には持ち歩くなら、やっぱりこのサイズかなぁと思う。まぁ、LenovoのACアダプターの方が圧倒的に廉価であるので、コスト対効果になると、Lenovo 65W スリムACアダプター(0B66266)あたりを使っておくのが無難かも知れませんが。

6セルバッテリー(68+)

6セルは昔のXシリーズにあるような典型的な本体からはみ出すタイプのバッテリーです。

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キーボード・その他

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キーボードの使い心地は、正直なところ、X1 Carbonには及びません。あっちが最高級だとしたら、こっちは普及版。見た目の造りも安っぽいですが、キータッチも微妙に劣化しています。さらに、[Fn]キーで、[F1]~[F12]と機能キーを切り替えるようになっており、デフォルト状態では、機能キーになっています。[Fn]+[ESC]でFnLkになり、[Fn]キーのインジケーターが転倒している状態で、[F1]~[F12]になります。逆であって欲しかったと思う部分ではあります。

[Fn]ロック、ミュート、マイクミュートに関しては、キーにインジケーターが付いていますが、それ以外だと、電源ボタン、上記した、ThinkPadロゴの赤ポッチ以外にはインジケーターがありません。つまり、無線の状態、HDD/SSDの状態はまったく分かりません。最近のHDD/SSDは静かなのでどういう動作状態なのかさっぱり分からないのは問題かも知れません。

良い部分としては、指紋センサーは、縁の部分にありますが、右利きならばこの位置はベストでしょう。正直、今までのThinkPadの指紋センサーの位置は好きではありませんでした。

さて、そして、一番大事なウルトラナビというか、トラックパッド。これは・・・正直、問題ありです。物理ボタンが廃止され、タッチパッドの上部を共用する形で使うことになっていますが、指の配置とかに関しては比較的すぐに慣れます。ところが、このタッチパッドの上部を押し込むのは結構、力が要る。ひょっとすると、常用すると親指が釣りそうになったり、腱鞘炎になったりすることがあるかもしれません。これも慣れの問題かも知れませんが。

一方で、タッチパッドとしては、優秀です。エッジモーションとか、タッチでクリックになるのはOFFにした方が良いかもしれませんが、Windows 8のマップを拡大したり、二本指でのスクロールなどは非常に自然に出来ます。世代を経て、いよいよ、Macのクオリティに近づいてきたかも知れません。

Full HD液晶

これは、ThinkPadとしては非常に素晴らしいんじゃないでしょうか。多少のギラツキはありますが、気にならない範囲だと思います。そして、何よりも、発色が良く、視野角が非常に広い。これほどの品質の液晶が乗っているというのはThinkPadとしては極めてまれなことです。

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Full HD(1920x1080)は、14.1インチなので思ったほど文字が小さいというわけではないです。30代ぐらいの人までだったら普通に使えるんじゃないでしょうか(かなり主観)。最近は、WindowsでもDPIスケーリングが整備されてきたので、125%程度のフォントサイズで利用すれば普通に使えると思います。150%にすると、実質的に、1280x720になってしまうので画面が狭いと感じてしまうと思いますが。