Silverlight Tools Alpha

今のところ、Orcas上では、Silverlight用のXAMLを直接いじることは出来ないので、その部分に関しては、Expression Blend 2にお世話になることになる。Silverlightでは、XAMLは完全に独立したソースで、コードビハインドのC#のコードなどは、JavaScriptでDOMを操作するように、

Canvas tb = (Canvas)can.FindName("parentCanvas");

Path SecondHand = (Path)can.FindName("SecondHand");
Path minuteHand = (Path)can.FindName("MinuteHand");

のような形で参照する。これによって、XAMLの独立性が高まり、コーディングを完全に独立して行えるメリットがあるが、一方で、JavaScriptのような実行時エラーに悩まされることになる面も少なからずあると思う。

また、OSにインストールされているmscorlib.dllは使わないというか、Silverlight専用のmscorlib.dllを使わなければならない。そのため、コマンドラインで指定するならば、

csc /nostdlib "/lib:C:\Program Files\Microsoft Silverlight" /r:agclr.dll /r:mscorlib.dll /r:system.dll ...

のように指定しないといけないようだ。
逆に言えば、これだけを踏まえれば、デバッグ以外では、特にOrcasの必要性はないとも言える。