Windows VistaのMUI

MSDNで入手したWindows Vista Ultimateの英語版に、MSVLで入手した「SA Win Vista Enterprise 32-bit Japanese Disk Kit MVL MVLS Only DVD Langu」(途中で切れているのはMSVLの都合だと思われる)、短く言うと、MUIの日本語版を適用してみた。微妙にライセンス違反な気がするが。

結果、何の問題もなく、日本語版っぽくなりました。Enterprise用とは書いておきながらも、結局、Ultimateの範囲もカバーしている模様です。Media Centerとかもそのまま日本語になりました。

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インストールには、30分以上かかった気がします。正直、Windows Vistaのインストールが20分程度で完了することを考えれば、時間かかりすぎ。やはり、特殊な状況以外では、素直にローカライズド版をインストールするのが筋でしょうね。とは言いながらも、日本語と英語の環境を切り替えて作業を行うことがあるプログラマやテスタにとっては、Vistaで、各国版が完全にMUI化されたことは非常に意味が大きいでしょう。もちろん、使う人は当然ですけど。

リモートデスクトップクライアントの新しい機能

Windows Vistaのリモートデスクトップクライアントは、Windows XPまでのものと比べて、かなり拡張されている。ClearTypeや、リモートデスクトップコンポジション(わかりやすく言えばAero Glass化)ができるようになっているだけでなく、/publicや/spanといったオプションが追加された。/spanは、マルチディスプレイへの対応のようだ。これはネットで探したら簡単に見つかった。これは、今までやりたかったことではあるので非常に歓迎。
一方で、/publicってなんだ?正直、ヘルプの内容では何もわからないし、ネットで探しても、正直、なかなか説明が見つからなかった。試しに使ってみたが、それでも何のオプションかわからない。
そんなときに、次のようなページを発見。

Everything you ever wanted to know about the new RDP client features in Vista

これによると、

Public mode:

When the TS client is running in public mode it does not persist to disk or the registry any private user data (e.g. username, domain, password, etc.) on the machine which it is running, nor does it make use of any saved private data that may exist (e.g. trusted sites list, persistent bitmap cache, username, etc). In essence, the client operates as if there is no registry or secondary storage present for private data. However, the client still honors GP settings. To run the client in public mode, the /public parameter is used:

mstsc /public

とのこと。つまり、ユーザー名、パスワードなどの私的なデータを使えない・書き込めない状態にするみたい。他人に利用させる場合に使う?
うーん、あとで、使い道を考えてみよう。