ThinkPad X1 Carbon Gen.2 (2014) のタッチパッドを換装する
ebayにて、最近、
ThinkPad New x1 Carbon Touchpad Clickpad with Left and Right Three Keys | eBay
ThinkPad T440P T440S T440 T450S Touchpad Clickpad with Left and Right Three Keys | eBay
などというものが出品されていました。これ、どちらも同じ値段で全く同じものなのですが、要は、2014年モデルのThinkPadのタッチパッドと、2015年モデルのThinkPadの物理ボタン付きタッチパッドは互換性があるようなのです。
ということで、ヒトバシラーたるべく、購入して、手元のX1 Carbon (2014)のタッチパッドを換装してみました。
結果、うまくいきました。という訳で、詳しく説明します。
タッチパッドの換装
X1 Carbon、実のところ、一度も分解したことなかったんですが、やってみたらメンテナンス性は結構高いですね。DIY度でいうと、初級レベルです。誰でもできちゃうような作業です。
分解の仕方については、
ThinkPad X1 Carbon ハードウェア保守マニュアル マシン・タイプ番号: 20A7 および 20A8
を見ればわかりますが、
の順序で外すと、すぐにタッチパッドにアクセスできるようになります。ここまでに外すねじは、わずか、7本+5本。ベースカバーのねじは裏でワッシャーで固定されているのでなくなったりしなくて安心です。
さて、タッチパッドが裏側から見えたら外すねじは5本ですが、その前に、下の①と②のケーブルを抜かないといけません。
①は、タッチパッド自身のケーブルですが、これは、下記のように、コネクタの黒いノッチを引き上げると抜けるようになります。逆にケーブルを挿すときは引き上げた状態じゃないと刺さりません。さらに、このコネクタ、意外と奥まで入りにくいのでちょっとだけ頑張ることになるかもしれません。
そして、②は!NFCです。そんな機能、使った覚えがない上に、実は、新しい、独立ボタン搭載型のタッチパッドからはどうやら、NFCが削除されているようなのですが・・・。
で、②はとても抜けにくいです。正直、僕は②を引き抜こうとして、タッチパッド側のソケット部を破壊してしまいました。まぁ、この部品はもう使いませんし、そもそも、NFC自体、あっても使ったことがなかったわけですが。
あと、NFCのケーブルは残ったままにするならメンディングテープなどで端子部分を絶縁したり、あるいは、ケーブルごと除去してしまったりする必要があるかもしれません。
ねじを全部外すと、タッチパッド自体は、液晶側にポロっと外れます。液晶に傷をつけないように気をつけましょう。
組み立てるのは上記の逆順でやっていけばよいだけなので特に難しいことはないはずです。
ドライバ
ドライバに関しては、とりあえず、X1 Carbon 2015年モデル(20BS)などの最新ドライバをインストールすればよいかなと思い、
をインストールしました・・・・・が、インストールしても独立ボタンが認識されません!というか、ドライバのインストールが微妙に失敗しているような気がします・・・。
コントロールパネルを見ても、独立ボタンの設定がない、従来のコントロールパネルのままです。ひょっとして、これはモデルを見て、機能制限されてるのか????詰んだかと思いましたが、隣に、X1 Carbon 2015もあったので、レジストリを比較してみました。
わかりませんでした・・・。
しかしながら、どうせヒトバシラー、OS起動しなくなったら再インストールすればいいしという気持ちで、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SynTP\Parameters の下を2015モデルからコピーしてみることにしました。
レジストリをバックアップして、regファイルを2014側に適用して、再起動をかけたところ・・・、動きました!コントロールパネルの表示も、2015モデルと同じになりました!
レジストリは下記のファイルです(適用は自己責任でよろしくお願いします):
https://dl.dropboxusercontent.com/u/150906/SynTP-2015-trackpad.reg
2014、2015を並べてみた
もうAdaptive Keyboard以外区別がつきません。