VMware Server 2.0からHyper-V Server 2008へ

VMware Server 2.0を1年ぐらい使っていたんですが、いろいろと問題がありました。

  • Linuxの時計が狂う(抜本的な解決方法はない)
  • ホストOSリブート時に、Windowsゲストのうちいくつかがシャットダウンできず、ホストのシャットダウンが止まったままになることがある・・・
  • ホストがWindowsだと、ウイルス対策が必要(な気がする)
  • Tomcat(Web I/F)が遅い。遅すぎる。というか、高負荷のVMがあると、そいつを殺すことすら出来なくなる。

もう嫌になったので、Microsoftにスイッチします。というか、むしろ、Hyper-Vの良いところを挙げておきましょう。

  • Windowsなのでハードウェアの対応が比較的良い
  • Xen互換I/Fがあるので、Linuxも準仮想化(CentOSはまだ、いけてないけど)
  • Consoleがネイティブなので、使いやすい(はず)
  • インストールが死ぬほど簡単(設定はちょっと面倒)

メリット少ない・・・。というか、VMware Server 2.0が自滅しているだけか。確かに、Windows以外の対応は微妙に弱い。しかし、かといって、全滅というわけでもなく、まぁ、普通に使える。

VMの移行

さて、新しくOSをインストールするならば簡単だけど、そうじゃなければ、どうするんだみたいな状況だけど、あんまり難しくない。結論から言えば、

vmToolkit

から、VMDK(VMWare) to VHD Converterをダウンロードしてきて、これにVMwareのvmdkを食わせるだけ。やってみた感じでは、変換速度は、ほぼ、作業デバイス(HDD)の読み込み・書き込みのスループットに比例する感じ。手元では、20GB程度のvmdkが30分程度で変換終了した。このサイズになってくると、単にファイルをコピーするだけでも時間がかかるので、コピー時間と考えてもまぁ、順当か。

それ以外はすでに書いたとおり。意外と障壁が少なくて、拍子抜けした感じです。

というかねぇ、Hyper-V Server 2008って、Windows Server CoreにHyper-Vをインストールした状態とほぼ同じ。UIはリモートから接続するようになっているので、本体には、コマンドプロンプトしかないけど、Server Coreでも同じようなものなので特に困らず。むしろ、必要な設定が簡単にできる簡易CUIがあるので、こちらの方が便利なぐらい。