VSCode を手元でビルド・デバッグしてみた
VSCode を手元でビルド・デバッグしてみました。
とても簡単でした。
多分、node.js での開発に慣れてる人なら何にも困らないレベルです。
基本的には、ほとんどここに書いてあります。英語だけど。
How to Contribute · Microsoft/vscode Wiki · GitHub
なので、 Windows 上での作業の場合だけを、簡単に説明します。
準備
次のものをインストールしておきます。
- Visual Studio 2015 (C++入れとけよ)
- Python 2.7 (3.0系はダメ!わかります)
- Node.js/npm (とりあえず最新入れとけ)
Python はパス通すか、PYTHON 環境変数云々って書かれてるけど、要は、VS2015 ではデフォルトでハブられている、 C++ さんと Python さんをちゃんとインストールしておけよっていう。(F#は要らない)
Node.js さんは本家から最新入れましょう。npmはおまけで付いてくる奴でOKです。
npm install
node.js 系の開発なら最初にやる奴ですね。依存パッケージを全部自動的に取ってきてもらう。
ただし、なんか、scripts の下にある奴を実行しろって書いてあるので、従います。
cd vscode scripts\npm install
C++のビルドとかも走るので、ここはちょっとだけ時間がかかりますが、僕の環境では、5分ぐらいでした。
ビルド
VSCode を自分でどうにかしようと思ってるような人は、既にインストールしてると思うので、安定板 or Insider 版の VSCode を起動して、 vscode のフォルダーを開きます。
で、 Ctrl+Shift+B でビルドが開始されちゃいます!
劇的に簡単。
僕のマシンでは、2~3分ぐらいですかね。
実行
実行というか、デバッグするには、デバッグタブを開いて、起動モードから、"Launch VSCode" を選んで、実行するだけです。
おぉぉ、OSS Dev という名前が輝く、VSCode 様が簡単に現れるではないですか!
この状態で、適当なソースにブレークポイントとか張ると、普通に止まりますよ。
例えば、 src\vs\editor\contrib\find\common\findController.ts には、 replaceAll なんて関数が定義されていますが、ここにブレークポイントを張ると、全置換とかやったタイミングでブレークポイントで止まります。簡単すぎるだろw
まとめ
何にもやってないに等しいですが、このハードルの低さ。正直、びっくりしました。
何が素晴らしいかっていえば、VSCode 自体のセルフ開発環境として、VSCode が立派に機能することですね。ここまで来るまでには開発者の方々の大変な努力があったことは事実ですが、我々、ニワカ VSCoder は、この環境にただ乗りして、 VSCode をデバッグしたり、修正したりして、一日も早く、コントリビュータとしてデビューできるように頑張りましょう。