Windows 8.1 のデスクトップPCでも指紋認証を使いたい!

ThinkPadを使ってると、指紋認証が便利で、ログイン時にパスワードを入力することは非常に少なくなります。

ThinkPadは、基本的に、専用のユーティリティーが付いていて、BIOSのアンロックやスリープ状態からの復帰にも指紋認証が利用できたりと、本当に至れり尽くせりなんですが、そこまでの機能は無理にしても、Windows 8.1では、指紋認証は既にOSの機能として組み込まれており、特別なソフトウェアなしに指紋認証を利用することが出来ます。

UPEK TrueMe USB指紋認証装置

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ということで、UPEK はこの分野では大手なので、正直、ドライバの類は多分、Windowsに標準で入っているだろうという安易な考えのもとに、Amazonで「UPEK TrueMe USB指紋認証装置」というのを購入してみました。

超簡易包装です。

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ソフトウェア類はCD-R。代理店の人が一枚一枚、精魂を込めて焼いているのでしょうか。

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センサー自体はそんなに大きくありませんが、ケーブルは結構長いです。デスクの下に本体を置いているようなケースでも困る事はないでしょう。

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接続・設定

さて、これをそのまんま Windows 8.1のマシンに指せば、自動的に認識されます。ドライバやソフトウェアをインストールする必要はありません。さっきのCD-Rはそのままゴミ箱に棄てても良いでしょう。

とはいうものの、設定は???となるんですが、 Windows 8.1の検索から、「指紋」と検索をすると、「指紋認証サインインを設定する」というのが見つかるので、それを選択します。

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サインイン オプションの中に、指紋認証というのが追加されていることが分かると思うので、そこの、「追加」というボタンをクリックします。

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そうすると、ひょっとすると最後になるかも知れないパスワード入力の画面が表示されるので、パスワードを入力してください。

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あとは、数回(8回程度?)、指紋をスキャンすると、指紋の登録が終わります。

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そして、怪我をしたり、いろいろと一本の指だと不安なので、複数の指紋を登録しておきましょう。

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2本目以降の指に関しては、もはや、パスワードを入力する必要はなく、既に登録されている指紋で認証が行えます。

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指紋認証は便利だ!

これで、電源投入後のサインイン画面やロック画面でも指紋でログインが出来るようになりました。

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楽すぎてパスワードを忘れそうになるかも知れませんが、パスワード入力には、ショルダーハッキングなどの問題もあり、セキュリティと利便性を同時に向上させることが出来る指紋認証は、非常に良い物です。

リスク

リスクがあるとすれば、指紋認証のリーダー自体を改造されたり、いわゆるハードウェア的な中間者攻撃を食らうことによって、指紋情報自体を盗まれること、あるいは、指紋認証の精度(寒天で認証が通るとか)でしょうか。

一方で、そこまで考え始めると、キーボードだって、中間者攻撃の対象にはなりますし、とりあえずは、利便性という面での向上が図れるという所で納得することにしてみても良いと思います。

少なくとも、Windowsのパスワード認証をバイパスするような設定をするよりは、指紋認証を利用する方が何倍も安全です。